TOKロータリーダンパーの選定方法をご紹介します。
ロータリーダンパーは、使い方・必要トルク・製品の大きさから選定が出来ます。
目次
TOKのロータリーダンパーは4つの使い方があります。
T1:蓋側の必要トルク [mN·m]=m x g x ℓ =57.61[mN・m]を前提として解説します。
TD88シリーズを使用する場合、必要トルク 57.61mN・m に対して最大トルクが40 mN・mなので、トルクが不足している事がわかります。
このような場合、ギヤ列を用いて不足しているトルクを補うことができます。
例)TD88シリーズの標準ギヤをベースに、蓋のトルクがダンパトルクの2倍でも使えるように設計する。
TD88シリーズの標準ギヤ仕様:モジュールm=0.8、歯数Z2=11枚
出力トルクを2倍にするには、蓋側の歯数を2倍にする必要があるので、歯数Z1=22枚
蓋のトルクT1に対し、TD88に求められるトルクT2は、以下計算で算出される。
T1 = 57.61[mN・m], Z1 = 22 [枚], Z2 = 11 [枚]
T2 = Z1/Z2 × T1 = 22[枚] ÷ 11[枚] × T1[mN・m] = 28.8 mN・m
ロータリーダンパーのトルク自動計算はこちらからご覧いただけます