使用角度の大きいロータリーダンパー|TD154のご紹介

TD154

TOKの有限角タイプロータリーダンパーの使用角度は、基本的に110度です。揺動の動きには有限角ダンパーが有効ですが、角度がそれよりも大きい場合は、無限角タイプのロータリーダンパーを使用することになります。しかしながら、無限角ダンパーは有限角ダンパーと異なる動きをする為、これまで使用角度の大きい有限角ダンパーを希望するお客様のご要望に応えることが出来ませんでした。

そこで、TOKでは、TD99シリーズをベースとした使用角度290度の有限角ダンパーTD154を開発し、角度制限を大幅に緩和させることに成功しました。角度制限によってロータリーダンパーを取り付けることが出来なかったお客様に、新たな選択肢をご提案いたします。今回は、新製品TD154の使用角度、従来の有限角ダンパーと無限角ダンパーとの比較、主な使用例についてご紹介いたします。

有限角ダンパーとTD154の使用角度

従来の有限角タイプロータリーダンパーは、内部設計の都合上と、開発当時の主な使用用途である日本国内のトイレの蓋が110度開閉であったことから、基本的に使用角度が110度のものが主流でした。使用角度110度を超える場合は、有限角ダンパーではなく、角度制限のない無限角ダンパーを使用する必要がありました。その為、無限角ダンパーを希望されない場合は、ロータリーダンパーを搭載することが出来ませんでした。

一方、今回新規開発されたTD154は、使用角度290度の有限角タイプロータリーダンパーです。社内初の使用角度290度でダンパー効果を発揮する為に何度も試作を実施し、設計変更を行いながら開発されました。使用角度が大きくなったことにより、これまで角度制限によってロータリーダンパーを取り付けられなかった製品にも搭載出来、無限角ダンパーよりもトルクを発揮することが出来るようになりました。また、必要トルクを満たす場合は、使用角度110度の製品にも搭載可能な為、製品の種類によって発注製品を変更する必要がなくなり、製品の管理や、まとめ発注によるコスト面でのメリットがあります。

従来の有限角ダンパーと無限角ダンパーとの比較

ロータリーダンパーの動き

ロータリーダンパーは、有限角ダンパーと無限角ダンパーの2種類に分けられ、それぞれに特有の利点と制限があります。有限角ダンパーは、トルク範囲が高トルク域と低トルク域に分かれている為、高いトルクを発揮することができますが、使用角度は基本的に110度までに限定されます。一方、無限角ダンパーは、使用角度に制限がないものの、常に一定のトルクを発揮する為、トルクが低く、ロータリーダンパーの動作の最後にふんばりが効かないという欠点があります。(無限角ダンパーが適する動作の例はこちらです。)TD154は、これら両方のタイプの利点を組み合わせており、広い使用角度を持ちながらも、必要なトルクを提供し、最後にふんばりを効かせることが出来る、有限角ダンパーと無限角ダンパーの中間的位置にあるロータリーダンパーと言えます。TD154は水平閉止、垂直閉止、斜め閉止と3種類の動きの製品を持つTD99シリーズをベースとして設計していますが、今回TD154が加わり、新たな動きの選択肢が増えました。

主な使用例

スイングドア

TD154は様々な使用環境に適応することが出来ます。例として、衝撃を嫌うゆっくりと大きく開く扉は、TD154の特性を活かすことが出来るでしょう。保育器の扉やスイングドア等は、TD154が適していると言えます。

両方向にダンパ効果を発揮する方法

また、製品の両側に逆方向のロータリーダンパーをそれぞれ取り付けることも出来ます。これまでは、同じ方向にCW/CCWタイプのロータリーダンパーを両サイドから取り付けて同じ方向にダンパー効果を発揮させることが主流でしたが、上図のように同じCWタイプを取り付けることにより、扉の開ける方向も閉じる方向もダンパー効果を発揮し、ゆっくりと動作させる新たな使い方をすることも出来ます。

使用角度290度ロータリーダンパー|TD154のご紹介 まとめ

TD154は、これまでにない新しいロータリーダンパーです。使用角度の制限によって搭載できなかった製品に、新たな選択肢が生まれました。詳しい仕様はこちらのTD154ページからご覧下さい。

そして、今回の開発も、お客様のご要望からスタートしました。既存製品の性能では足りない場合は、お気軽にご連絡下さい。

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